かつて
「Connections」インスペクタで、プロトタイプセルの2つのアウトレットを、対応するラベルに接続してください。
外部要因によってデータモデルに変更が生じることもあります。
並べ替えコントロールを利用すると、ユーザは、1つの行をテーブル内の別の場所に移動できます。
MiddleインスタンスがUpperクラスとして型定義されると、結果はエラーとなります。
このオブジェクトは、相互排他(mutual exclusion)セマフォまたはミューテックス(mutex) と呼ばれています。
もちろん必然性があればバックグラウンド処理を組み込んで構いませんが、その場合も次のガイドラインに従って実装するとよいでしょう。
同じカスタムビューで兼用する場合は、特にdrawRect:メソッド、layoutSubviewsメソッドが、どちらのデバイスでも正常に動作することを確認してください。
加古川市
かれが家にある時は、常に木彫りの書物を読んでいるが、その文字は符篆(ふてん)の如くで、誰にも読むことは出来ない。晴れた日には両手に剣を舞わすが、その光りは身をめぐって飛び、あたかも円月の如くである。飲み食いは時を定めず、好んで木実(このみ)や栗を食うが、もっとも犬をたしなみ、啖い殺して血を吸うのである。午(ひる)を過ぎると飄然として去り、半日に数千里を往復して夕刻には必ず帰って来る。夜は婦女にたわむれて暁に至り、かつて眠ったことがない。要するに※(かかく)[#「けものへん+矍」、133-13]のたぐいである。
言い終って彼は死んだ。その庫(くら)をさがすと、宝物珍品が山のように積まれていて、およそ人世の珍とする物は備わらざるなしという有様であった。名香(めいこう)数斛(こく)、宝剣一雙(そう)、婦女三十人、その婦女はみな絶世の美女で、久しいものは十年もとどまっている。容色おとろえた者はどこへか連れて行かれて、どうなってしまうか判らない。女を取り、物を取るのはすべて自分ひとりで、他に党類はない。朝はたらいで顔を洗い、帽をかぶり、白衣を着るが、寒さ暑さに頓着せず、全身は長さ幾寸の白い毛に蔽(おお)われている。

それを聞いて甚だ不安になった。夜は兵をあつめて宿舎の周囲を守らせ、妻を室内に深く閉じ籠めて、下婢(かひ)十余人を付き添わせて置くと、その夜は暗い風が吹いた。五更(ごこう)(午前三時―五時)に至るまで寂然(せきぜん)として物音もきこえないので、守る者も油断して仮寝(うたたね)をしていると、たちまち何物かはいって来たらしいので驚いて眼をさますと、将軍の妻はすでに行くえ不明であった。扉(とびら)はすべて閉じたままで、どこから出入りしたか判らない。門の外は嶮(けわ)しい峰つづきで、眼さきも見えない闇夜にはどこへ追ってゆくすべもない。夜が明けても、そこらになんの手がかりも見いだされなかった。
梁(りょう)(六朝(りくちょう))の大同(だいどう)の末年、平南将軍藺欽(りんきん)をつかわして南方を征討せしめた。その軍は桂林(けいりん)に至って、李師古(りしこ)と陳徹(ちんてつ)を撃破した。別将の欧陽(おうようこつ)は各地を攻略して長楽(ちょうらく)に至り、ことごとく諸洞の敵をたいらげて、深く険阻(けんそ)の地に入り込んだ。
欧陽の妻は白面細腰(はくめんさいよう)、世に優れたる美人であったので、部下の者は彼に注意した。
「将軍はなぜ麗人を同道して、こんな蕃地へ踏み込んでお出(い)でになったのです。ここらの山の神は若い女をぬすむといいます。殊に美しい人はあぶのうございますから、よく気をお付けにならなければいけません」