[ カテゴリー » 日 記 ]

「S相互扶助会」発会式

「兄ちゃ、由この頃どこから覚べえて来るか、こったら事ばかり云うんだど!」 お恵は背中に物差しをさしたままの恰好で、フイ[#「フイ」に傍点]に顔色をかえた。それが見る見るこわばって行った。 と、お恵は、いきなり、由三を物差しで殴りつけた。ギリギリと歯をかみながら、ものも云わずに。物差しがその度に、...

このエントリーの続きを読む≫

— posted by id at 10:51 am  

お稲荷様

「いたこ[#「いたこ」に傍点]ッて婆だべ。いたこ婆ッてんだべ。――いたこ婆さ上げるんだッて、山利で油揚ばこしらえてたど。」「お稲荷様だべ。」「お稲荷様ッて狐だべ。んだべ!」――由三が急に大きな声を出した。「ん。」「んだべ、なア!」――独り合点して、「勝ところの芳《よし》な、犬ばつれて山利さ遊...

このエントリーの続きを読む≫

— posted by id at 10:51 am  

いきなり怒鳴りつけた

「暇ば見て、小作人みんな出て直すより仕方が無えべど。――村に金無えんだから。」「犬だなア、兄ちゃ……。」「うるさいッ!」いきなり怒鳴りつけた。――「又小作いじめだ! 弱味につけ込んでやがるんだ。放ってけば、どうしたって困るのア小作だ。んだら、キット自分の費用でやり出すだろうッて、待ってやがったん...

このエントリーの続きを読む≫

— posted by id at 10:50 am  

T: Y: ALL: Online:
Created in 0.0161 sec.

http://vitre-express.com/